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    2019.07.08
    入れ歯がいつも痛いです。 調整してもらっても痛いのですが、どうしようもないのでしょうか。 
    様々な原因が考えられますが、いつ頃入れ歯を作られましたか? 新しく入れ歯を使った場合には、必ず調整が必要となってきます。入れ歯は、メガネとは違います。買ってその日から使えるものでもありません。義足や義手と同じで、リハビリが必要なのです。
    1) 新しい入れ歯をはめた日の調整は、歯茎などの粘膜に接する部分と噛み合わせの調整をします。特に保険の入れ歯はプラスチック部分の製作過程で変形がおこりますから、精密に型をとっていても形が変わります。 歯茎には厚みがあって痛みにくいところと薄くてデリケートな部分がところがあるので調整する必要があります。 噛み合わせの調整は、赤い紙をカチカチと噛んで均等に力がかかるように調整し、お食事ができるようにします。 最初は不慣れで大変ですが、毎日の使用を心掛けてください。リハビリしていきましょう。
    2) 1週間程度たちますと、入れ歯は歯茎に馴染んできます。そして、使用することで次の調整点がわかってきます。無理をしてふつうの食事をしてしまいますと、歯茎を傷つけてしまいます。 痛い→入れ歯を使えない→いつまでも慣れない→調整が進まない→いつまでも慣れない→痛い→入れ歯を使わなくなる。 このような負の連鎖が起きることがありますので柔らかいものから食事を始める必要があるわけです。
    3) 1ヶ月経ちますと少しずつお食事も慣れ、喋りや口の周りの筋肉がついてきます。 調整が終わっても歯茎の状態の変化に応じて、入れ歯の調整が必要となってきます。 定期的に調整をして快適に使用しましょう
    歯科医師 関戸智帆
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