仕事の合間、休憩時間だけでなく仕事中にもちょっとずつでも炭酸飲料を飲んで気分転換したいときありますよね?
嗜好品はリラックスする際にとても大切だと思います。
理屈抜きに私たちが心豊かにほがらかに生きていくためにとっても重要なものです。
『体にいい』というゼロカロリーの炭酸飲料。糖の摂り過ぎが気になる健康志向の方に大人気です。砂糖が入ってないから、虫歯菌の餌になる心配はないのでいいですよね。しかし、歯科医師としては酸蝕症が気になります。
酸蝕症とは酸性度の強い食べ物、飲み物を定期的に過剰に摂取した場合に、その酸に触れた歯が溶けてしまいます。
歯の表面の一番固い部分であるエナメル質が薄くなり歯が弱くなり虫歯にもなりやすくなります。普通の飲食で摂る位の量や頻度なら唾液が洗い流して修繕してくれます。しかし、酸性度の強いものを習慣的に長時間摂取してしまうと、唾液がしっかりと働かず歯が溶けてしまいます。
仕事中や勉強中にちょっとずつ一日中炭酸飲料を飲んだりするのはやめましょう。○○しながらというのは自分では意識せず長時間飲んでしまうものです。
改善方法としては、○○しながらではなく休憩時間にグーっと飲み気分転換しましょう
こうすることで酸に触れる時間を短縮でき、歯に対しても気持ち的にもオンオフがしっかりとつけることが出来ます。
歯を守りつつ気分転換を楽しんでください。
歯科医師 中岡隆太郎