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    2019.02.27

    歯がグラグラする原因は主に2つあります。
    1つ目の原因は歯周病です。
    みなさん、歯周病と聞くと歯茎の病気と思いがちですが、歯周病は骨の病気!骨が溶ける病気です。どのように骨が溶けるか説明します。
    歯磨きがきちんとできていないとプラーク(汚れ)の中の細菌が出す毒素のせいで歯茎がブヨブヨと腫れてしまい、歯を支えている顎の骨が溶けて、歯と歯茎の間にポケットと呼ばれる隙間が出来てしまいます。そこに歯石がつき、さらにプラークがたまって、炎症が悪化してついに歯がグラグラになってしまいます。歯のグラグラを止めるためには炎症を止めることが大切です。歯石を除去すること、正しい歯磨きの仕方を覚えて実践することは効果が高いです。お薬では一時的に良くなっても、すぐにまた悪くなります。

    2つ目の原因は、ストレスによる歯ぎしり、くいしばりによる歯に対する過剰な力です。
    就寝中の歯ぎしり、仕事中などに無意識のうちに歯をくいしばる癖のある方は過剰な力により少しずつ骨に炎症が起きていきます。

    これら2つの原因、歯周病と過剰な力が合わさることでダメージはさらに大きくなってしまいます。
    起床したときに顎や首に疲れを感じる場合は、歯ぎしりやくいしばりをしている可能性があるため歯科医院でご相談下さい。
    ストレスを減らして、十分な睡眠、適度な運動など健康的な生活を心がけて細菌に対する抵抗力を上げることも効果的です。

    歯科医師 森 昭徳

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