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    2019.02.24

    例えばどんな病気が該当するかといいますと、生まれつき心臓やその血管の形が異なる病気です。その種類は約40〜50種類もあると言われています。
    主な症状は、「チアノーゼ」と言われる血液中の酸素が少なくなってしまい、顔色や全身の色が悪くなってしまうものや、「心不全」と言われる心臓の力が弱くなってしまい体の隅々まで血液が回りづらくなってしまうものがあります。
    「心臓と、歯科治療とは何も関係ないのでは?」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、実は歯科の治療で気をつけなければならないことがあります。
    通常の場合、体の中に細菌が入ってしまい心臓に侵入しても自然と消滅していくことがほとんどです。ですが、生まれつき心臓の病気を持っている方は心臓の一部に細菌が付き、細菌がどんどん増えてしまうことがあります。その細菌が入ってしまう原因は『抜歯』です。
    もし抜歯が必要になった場合は、細菌が体に入っても問題が起こらないよう、事前に『抗菌薬(化膿止め)』を服用すれば問題ありません。
    「この病気は歯医者さんとは関係ない」と決めつけず、事前にご持病や飲んでいるお薬を歯科医師に伝えるようにしましょう。

    歯科衛生士長 黒宮実桜

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