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    2019.03.14

    〈 再生するってどういうこと?? 〉
    歯の周りの組織が、細菌感染により破壊されてしまうのが歯周病です。
    いままでの治療では救えなかったグラグラになってしまった歯を、あたらしい細胞が生まれるような条件を人工的につくり、骨や歯ぐきを修復して長く維持できるようにすることを再生療法といいます。
    歯と歯ぐきの境目の溝を浅くすると、細菌が溜まりにくくなり、グラグラの歯が改善していきます。

    〈 再生療法にはどんなものがあるか 〉
    ・特殊な膜を使い骨が再生できるスペースを作る方法(GTR法)
    ・特殊なタンパク質で歯周組織の再生を促す方法(リグロスやエムドゲインを使用した方法)
    ・骨がなくなってしまったところに直接骨を埋める方法(GBR法)
    ・上記の方法を組み合わせる方法
    などがあり、症例によって選択していきます。

    〈 再生療法の欠点 〉
    ・治療結果がわかるまで8ヶ月以上かかります
    ・すべての症例に適応するわけではありません
    ・セルフケア次第で治療結果が左右されやすいです
    ・一部自費治療になります(GBRやエムドゲイン)

    歯周病治療をがんばっている方のほとんどが「 もっとはやく歯医者に来ていれば… 」と後悔しています。再生療法は" 必ず "ではありませんが、歯の寿命をのばして" おいしい食事をいつまでも楽しめる "手助けが出来たらと思います。

    それでも重度の場合は救えない時もあるので、早期受診をお願いします。

    主任・歯科衛生士長 余吾綾香

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